ボヌールドッグのコンセプト
大切にしていること
知ってもらいたいこと
アニマルウェルフェアの5つの自由
アニマルウェルフェアの歴史の部分でも触れましたが、アニマルウェルフェアでは「5つの自由」を基準としています。
- 飢えと渇きからの自由
基本的な食を満たすこと。その動物にとって適切かつ栄養的に十分な食べ物を与え、いつでも綺麗な水が飲めるようにすることが重要です。 - 不快からの自由
環境的な不快感からも自由であるべきとされています。その動物にとって適切且つ清潔な環境で飼育し、雨風や炎天を避けられる快適な休憩場所を用意すること、ケガの恐れがある鋭利なものがないことなどが定められています。 - 痛み・傷害・病気からの自由
ケガや病気などの苦しみを取り除いてあげることも重要です。病気にならないように普段から健康管理・予防をし、痛みや外傷・疾病の兆候があれば治療することが求められています。 - 恐怖や抑圧からの自由
精神面において、恐怖や精神的苦痛、不安、多大なストレスがかからないように飼育することも示されています。
威圧や恐怖感によって統率を取ろうとすることはアニマルウェルフェアにとって良くありません。 - 正常な行動を表現する自由
動物の正常な行動を表現するための充分な空間や適切な環境を用意すること、そして動物の習性に応じて群れで飼育したり単独で飼育したり、動物に合わせた方法をとったりすることも大切とされています。
LIMA
「LIMA」は「最も侵入が少なく、最小限の嫌悪」というフレーズの頭字語です。LIMAは、不安の副作用を引き起こすリスクを最小限に抑えながら、トレーニングまたは行動の変化の目標を達成することに成功する可能性のある一連の人道的で効果的な戦術から、最も邪魔にならない、最小限の回避的な戦略を使用するトレーナーまたは行動コンサルタントを指します。LIMAの遵守はまた、最も侵入的で嫌悪的な手順が確実に使用されることを保証するために、コンサルタントが適切な教育を受け、熟練している必要があります。1 LIMAは、他の効果的な介入や戦略の代わりに罰の使用を正当化しません。ほとんどの場合、望ましい行動の変化は、動物の環境、身体的幸福、および代替行動の差分的な強化、脱感作、およびカウンターコンディショニングなどの操作的および古典的な介入に焦点を当てることによって影響を受ける可能性があります。
LIMA(リマ)とは、「Least Intrusive, Minimally Aversive」の頭文字を取った略語で、「最も侵襲性が低く、嫌悪感を最小限に抑えた」アプローチを意味します。これは、犬のトレーニングや行動改善において、犬に負担や不快感をできるだけ与えない方法から試し、それで十分な結果が得られる場合は、より強い方法を使わないという倫理的なガイドラインです。世界中の動物行動学会やプロトレーナー団体が採用しており、日本でも多くのドッグトレーナーがこの原則に基づいたトレーニングを行っています。
安全性 痛みや恐怖を与える方法は、攻撃性や不安といった副作用のリスクが高いです。
信頼関係 罰や脅しによる服従は一時的であり、犬との信頼関係を損なう可能性があります。
学習効率 犬は安心している状態の方が、学習が早いとされています。
LIMAの実践ステップは、以下の順序でトレーニング方法を選択します。
環境を整える(管理) 問題が起きにくい状況を作り、苦手な場所を避けたり、距離を取ったりします。
望ましい行動を教える(正の強化) 望ましい行動が出たら、ご褒美を与えて強化します。
代替行動の提示 問題となる行動の代わりにできる行動を教えます。
最小限の嫌悪刺激(最後の手段) 犬自身や周囲の安全確保、命に関わる場合にのみ、一時的かつ最小限に使用します。
LIMAを遵守するためには、トレーナーや行動コンサルタントが適切な教育を受け、熟練している必要があります。また、LIMAは罰の使用を正当化するものではなく、ポジティブな強化や環境設定を通じて行動改善を目指します。

